メンタリストDaiGoさんが紹介していたポール・タフさんの著書です。

最近バタバタしていて超雑です。。

今回は私がふむふむと思ったところのメモ書きです。

  • 数学を教えるのと同じ方法で気質を教えることはできない。
  • 「非認知能力は教えることのできるスキル」であるのではなく「子供を取り巻く環境の産物」である
  • 深刻な逆境にさらされた子供達が学校で1番必要としているのはストレス反応から影響を受けているはずの能力を改めて発達させるチャンスである。絆をつくる能力、ストレスを調整する能力、自制する能力だ。
  • 厳しすぎる規律の方が問題行動のあるクラスメートよりもストレスと不安の原因になるかもしれない
  • 罰則に頼ることをしない教師の方が、荒れた生徒を改善できる
  • インセンティブはあまり効果がない
  • 「内発的動機づけ」自分の行動が生む表面的な結果ではなく、その行動によってもたらされる内面的な楽しみや意義を動機として決断を下す
  • 「有能感」「自立性」「関係性(人とのつながり)」の3つが満たされる時に限り、人は内面的動機付けを維持出来る
  • 反復練習にはそれ自体が必ずしも楽しかったり満足できるものではない。うちなる満足のためでなく、何か別の結果のために行動しなければいけなくなった時に「外発的動機づけ」が重要になる
  • 生徒に自分で選んで、自分の意思でやっているのだという実感を最大限に持たせ、管理、強制されていると感じさせない時に「自立性」を促進する環境が作り出せる
  • 生徒が「有能感」を持つのは、やり遂げることはできるが、簡単すぎるわけではないタスク、現在の能力をほんの少し超える課題を与える時
  • 生徒が「関係性」を感じるのは、教師に好感をもたれ、価値を認められ、尊重されていると感じている時である
  • この3つの感覚を実感・経験できる教室環境は、内発的動機づけを育てるだけでなく、あまり面白くない学習作業も進んでやる気にさせるものだ
  • 良い学習習慣を身につけるために子供たちが何より必要としているのは、自分が自立した存在であり、成長をしていると感じられる環境、尚且つ帰属意識の持てる環境で、できるだけ多くの時間を過ごすこと「有能感」「自立性」「関係性(人とのつながり)」の3つが経験できること
  • 帰属意識、安全、安定についてのメッセージ、世界のなかでの自分の居場所についての、子供たちに深い、大切なメッセージを伝える
  • 自分たちの成功を信じてくれる大人、思いやりと敬意を込めて関心を向けてくれる大人から正しいメッセージを受け取れば、彼らは教室に欠かさず来るようになり、難しい作業にも粘り強く取り組み、学校生活の中で数え切れないほど起こる小さな挫折や不満から素早く立ち直れるようになる
  • 生徒たちが自分のポテンシャルについてのメッセージに(肯定的、否定的であれ)最も敏感になるのは失敗の瞬間である。
  • 失敗が自分の能力への最後の審判だと思えば、その生徒は諦め、学校から距離を置いてしまう
  • 失敗は一時的に過ぎず、学んだり、改善したりするための貴重なチャンスであるというメッセージを受け取れば、挫折はその生徒をより勉強に打ち込ませる推進力になる
  • 粘り強い行動の鍵、4つの信念1「私はこの学校に所属している」2「私の能力は努力によって伸びる」3「私はこれを成功させることができる」4「この勉強は私にとって価値がある」
  • 「ステレオタイプの脅威」は頑張れば知能は伸びると信じる「しなやかな心」によって改善できる
  • 日本の数学の授業「生徒が見たこともない問題を提示し、自分で解いてみるようにいう。生徒はしばらくの間問題を眺め、頭を書いたり、時には苦しそうに顔をしかめながら答えを出す。その答えは間違っている。次に行うのは小グループ、またはクラス全体での話し合いだ。ここで生徒は回答を比べ合い、議論しながら」異なったアプローチを捻り出す。教師は最後には数gらしい要素を導入できる方向へ議論を誘導する。正しい議論はあえて教師ではなく、生徒の中から出てくる。そこまでのプロセスで生徒たちはときには途方に暮れたり、イライラすることもあるが、そこも大事なのだ。授業は終わる頃には戸惑いも苛立ちも、新しい事柄を深く理解できたという満足にとって代られる。博識な大人から丸ごと教わったのではなく、生徒同士の対話を通じて一から組み立てたのだから」
  • 21世期に必要なスキル「チームで仕事をする能力」「人前でアイディアを提示する能力」「効果的な文章を書く能力」「深い分析思考をする能力」「ある状況で覚えた情報やテクニックを見知らぬ新しい問題や状況に対して応用できる能力」などだ。
  • これらのスキルをの伸ばす教育「探求型の指導…教室で、教師がただ抗議するのではなく、生徒に議論させること」「プロジェクト型の学習…生徒たちが大抵はグループで、仕上がるまでに何週間、何ヶ月もかかるような複雑な課題に取り組むこと」「実績重視の評価」

読んでいて思ったのは、子供の可能性を信じて、励まし、見守るがうまくできることが大切なのかな、と思いました。

そうした親の態度が子供にとって「いい環境」の一部になれるのかと。

ただ子供に主体的に考察、自己決定、実行をさせたいのですが、これ、年齢によっては取り組ませる内容を取捨選択するのが親としては難しいですよね〜。(全ては無理。。)

あとは親の余裕ですかね。というのも我が家はまだまだ小さい子たちが多いのですが、本では学生を対象に書かれていたので、もう少し大きいお子さんがいたりしたらもう少し取り組みやすいのかな。

でも子供が小さくても今日着る服をは選択させて、その決定を尊重するとか、日々の中の小さなことでもいいのかな。

このことを頭の隅に入れて、今からでも子供にたいしてその姿勢でいることを続けていきたいとおもいます。

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